ドバイで3年暮らしてみた。(尻に敷きし者達・後編)

 

息子がドバイの学校に通う事3年。

 

 

「パパ、俺もM君のランチと同じのが良いんだけど」

 

 

という息子からの突然のお願い。

 

海外の場合(特に多国籍の都市だと宗教上食べられるものも違うので)

日本のような決まった給食という形のランチはないのですが

契約しておけば学校が用意したモノの中から提供してもらえたりします。

 

しかし、息子曰く

皆同じ内容のお昼ご飯セットになる所、

明らかにM君のランチだけ内容が全く違ったそうな。

 

なんでやろ?と、

不躾ながらM君の奥さんに直接聞いてみると。

 

 

「あぁ、できたての物の方が良いから

ランチの時間にシェフを学校に送ってるの」

 

 

というではないか/(^o^)\

 

そう。

 

学校の規定では

ランチの時間に親がランチを渡しに行くのは基本的にはNG。

 

しかし、

例外として沢山のお布施をしているM君(兄弟)のみ

学校の厨房に

 

 

「豪華食材&専属シェフの特別配備」

 

 

が許可されている模様。

 

ちなみにランチだけに限らず

 

学校通信にはM君(及び兄弟)は至るところに必ずデカデカと写真が使われ

M君家族専用の駐車場(兄弟それぞれに車があるので数台分)

M君のお姉さんは学校側からの推薦生徒会長に。(米国、英国の有名大学への推薦確実)

 

などなど、

なんとも羨ましい特別待遇がされていたり。

 

いやはや恐るべし金の力・・・っ!

 

でもね、

それもそのはず、このM君。

 

ドバイというか世界的にも有名なファミリーでして、

世界有数のビリオネア(資産1000億円以上)の息子。

 

ちょっと寄付したというレベルが、

下手すると何十億・・・とかって話かもしれない。

 

そりゃぁ僕が学校のオーナーであっても

 

 

「ぶひぃぃぃぃいいいいい!」

 

 

と豚っ鼻の家畜になる事間違いなし。

 

だから息子に言ってやったんですよ。

 

 

「息子よ、しっかりと巻かれなさい。」

 

 

と。

 

7歳にして世の中の不条理を知り、

悔しさを滲ませていたがそれも人生。

 

息子よ、強く生きろ・・・(´;ω;`)

 

・・・というワケでして。

 

本日も前回に引き続き、

そんな超お金持ちの奥様のお話となりますm(_ _)m

 

ドバイで3年暮らしてみた(後編)

 

さてさて、

1年目は生活・物価など(今と感想はほぼ変わりませんが物価だけは鬼高くなってる)

2年目はスクールカースト”親Ver”・仁義なき親同士の戦い(子供がいる方は絶対見て!)

3年目の前編は奥様の尻に敷かれた大富豪の旦那様のお話。

 

そんな記事をお届けしておりますっ!

まだ見ていない方は↓の記事を先にご覧くださいまし。

 

結婚という名の利確

 

シンデレラストーリーとはよく聞くけれど

夢のようなシンデレラストーリーを達成した方は

僕の周りにも実在していたり。

 

実は前回お話しした尻に敷かれし者達の嫁も

そんなシンデレラの1人だったのです・・・。

 

さてさて。

 

フィリピン人と聞くと多くの方が”先進国と比べると貧しい”

そんな想像をする方が多いのではないでしょうか。

 

確かにドバイでも

大多数のナニー・メイドはフィリピン人だし、

出稼ぎ要因のイメージはいまだに根強い。

 

しかし、

今回の主人公であるシンデレラはそんなフィリピン人。

 

今でこそ海外旅行に行く場合は

家族全員でプライベートジェット。

 

いつもツルンでいる仲間たちは

何百万人のフォロワー持ちインスタグラマーや世界的有名人達。

 

毎日自家用クルーズでシャンパンパーティーを開催している。

 

そんな一般人でも思いつくような

大富豪のイメージをそのまま具現化している、

そんな奥様なのですが。

 

実は元々は、

ゴミを漁って生計を立てるぐらいの超ド貧乏

そんなスラム街出身の娘だったのでございますm(_ _)m

 

本日はそんな奥様の成り上がりストーリーを

ざっくりですが語らせて頂きますぞ。

 

 

スラム街で生まれた彼女は物心付く前に

お母ちゃんがメイドとしてヨーロッパに出稼ぎに行き、

家族を養っていたのですが。

 

なんということか、

お母ちゃん不在中に旦那さんが相手の女性を妊娠させ

そのままその女性と産まれた子供と住み始めることに。

(この分もお母ちゃんの稼ぎから払われていた)

 

まだ小学生くらいだった彼女は不倫相手にいじめられながら

肩身の狭い子供時代を送っていたそうな。

 

そんな不憫な生活が続くも

彼女が18歳になった頃一筋の光が舞い込みます。

 

それはメイドとして出稼ぎに行っていたお母ちゃんが

10数年分のガッツリとした蓄えをもって凱旋帰国っ!

 

お母さんとの感動の再会を果たし、

ようやく夢にまでみた一つ屋根の下での生活が始まる・・・と思いきや。

 

お母ちゃんはある日、

意を決して娘に重大な事を伝えるのです。

 

 

「ヨーロッパに行きぃ、ほんで学べや。

美しくなって必ず白人の金持ちと結婚しぃ!」

 

 

そんなゴリゴリの関西弁でまくし立て(勝手なイメージ)

10数年間稼いできたほとんどを軍資金として託し、

娘をヨーロッパへと送り出したのです。

 

娘も母の思いを一身に受け、

その資金をもとにがむしゃらに言語やマナーを学び。

 

毎晩ヨーロッパ中のパーティ、

社交会に顔を出しメキメキと人脈を広げ、

付き合う人間をドンドンとアップグレードしていく、

その姿はまるで現代版わらしべ長者。

 

そして彼女が20代を終えようとする頃、

 

 

「君に決めたあぁぁああ!」

 

 

とある1人の男性をロックオンし、

身辺を詳しく調査し、実家の太さ、現状の資産力を見極め、

ここで“結婚という名の利確”を決断するのでした。

 

その男性がのちに彼女の旦那さんとなり、

尻に敷かれし者となるウェブ広告関係で大成功を収めたCさん。

(Cさんの実家も超太く、マジもんの”お城”所持)

 

そこからはトントン拍子に話が進み、

出会って数ヶ月で結婚し、幸運にもすぐに第一子をもうけ。

 

そのあとも次々に子供を産み落とす事で

その一族内でも自分の居場所をがっつりと確保していく。

 

そして夢にまでみた大豪邸も幾つか手に入れ、

過去には経験できなかった家族という形を手に入れたのでした。

 

めでたしめでたし。

 

・・・で。

 

こんなシンデレラストーリーなのですが

実はドバイにいると特段珍しくもなく(苦笑)

 

直近で言えば

息子が通っていたスポーツジムのアフリカ出身トレーナー。

 

毎回20ディルハム(800円)を賄賂として渡せば

満面の笑みで受け取ってメタメタ良くしてくれていたぐらいなのですが。

 

つい最近、偶然彼のSNSを見つけてしまい覗いてみると。

 

 

「ふぁ、ふぁ、ふぁーすとくらすぅ!?」

「ロールス・ロイスでお出かけぇぇぇぇ!?」

 

 

という事で気になり、SNSを遡ってみてみると、

なんとジムで知り合ったお金持ちの白人女性が

彼を水揚げし結婚しとる模様!

 

つまりは逆玉ですよ逆玉。

 

アフリカから単身渡り住み、

タコ部屋で暮らしながらも細々と暮らしていた彼が

今ではドバイの豪邸に夫婦で住み、子供まで誕生。

 

SNSでは彼の専門分野とは全く違う

チャートを見ながら世界経済の予測を堂々と話し、

 

 

「こうすれば俺みたいな金持ちになれるでっ!」

 

 

と世界中に知識を分け与える側の人間へと転生していたのでした(笑)

 

いやはや、

こんな話が身近でポコポコ出てくるなんてドバイはすげぇや。

 

めちゃくちゃ胡散臭いけど夢もある。

 

僕がもしもスラム生まれの捨てるものもない大貧乏人だったら、

ワンチャンドバイに来ていたのかもしれませんなぁ。

(いぁ、それはないか)

 

新庄並の白さに発光

 

話は少し脱線しますが

全財産を娘に賭けたお母ちゃんのその後、気になりません?

 

そう。

 

ほぼ全財産を娘に託し、

自分は再度スラムに住み続けたあのお母ちゃん。

 

もちろん今は

 

 

「大富豪の一員にっ!」

 

 

というのもあれから10年以上。

 

お母ちゃんはなけなしのお金でスラムに住み続け、

ただただ娘の幸せを願い生きていたのですが。

 

娘が結婚をし、

しっかりと地位を確立してからはフィリピンからドバイに移り住み。

 

今では娘の家族と一緒に

ドバイトップクラスの大豪邸に一緒の家で暮らしております。

 

そして

スラム街で暮らしていた人生とは一変、

全身をブランドで埋め尽くし。

 

メイドを連れてプライベートジェットで世界を駆け巡り、

夜な夜な娘のシャンパンパーティーに同行してパーティー三昧を豪遊している。

 

スラムで暮らしていた為、

ほぼなくなってしまった歯は全てオールインプラント。

 

それはもう新庄並みの白さに発光し、

彼女の老後はホームランを連発しているのでございますm(_ _)m

 

で、僕としてはこの話で一番気になったのが

実はこのお母ちゃんの剛腕っぷり。

 

というのも、

娘への投資によって100万%以上という驚愕のリターンを稼ぎ出した

まさに

 

 

「スラム界のウォーレン・バフェット」

 

 

ともいえる偉大な投資家なんですよね。

 

いやはや、

肝っ玉が違いますなぁ。

 

というワケでして、

僕も我が子達からいつかすごいリターンが来るのでは!?

引きこもり界のウォーレンバフェットになれる日もくるのでは!?

 

そう願い、

毎年毎年子供達に重課金をしておりますが。

 

投資家としてこんなに期待値の低い投資はないのでは・・・?

 

と思う程に

毎日毎日うんこの歌を歌っている子供達を見つめている、

そんな夜であります。

 

ことら一家、ドバイでホームレス問題へと突入

 

そんなワケでして、

ドバイ移住4年目へと突入したのですが。

 

これまで大小のトラブルはポツポツとあったワケですが、

一つ一つ時間を掛けて解決したり、お金の力でクシャッと解決したりで

どうにか生き延びてきたワケですが。

 

しかし、

ここにきて逃れられない大問題が発生するのです。

 

それは

 

 

「・・・ワシの自宅、賃貸に出とるやんけっ!」

 

 

そう。

 

ことら一家、

ドバイでホームレス問題へと突入するのでした・・・。

 

次回をお楽しみにっ!

 

次回の記事を読む>>>

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