前回の続きです。
- 投資家ビザ : 定期預金又はコンドミニアム購入代金が合計1000万バーツ以上(約3500万円)
- ワークパーミット(ビジネスビザ) : 要タイ法人設立&オフィス契約
- エリートカード : 50万バーツ〜200万バーツ(175万〜700万円)を支払う事により5年間のビザ発行(その他特別なサービスあり)
上記3つのビザに絞って調査してみました。
今回は投資家ビザのお話です。
目次
タイ ビザ関連の記事 まとめ
タイに移住する為の3つの選択肢 その1 どのビザを取得するか
タイに移住する為の3つの選択肢 その3 ワークパーミットを考察
タイに移住する為の3つの選択肢 その4 タイランド エリートカードを考察
投資家ビザ (Investment visa)
それでは早速、投資家ビザについてお話しします。
【1】投資家ビザ取得条件
- タイのコンドミニアムの購入
- タイバーツでの3年間以上の定期預金
- タイの国債を購入
上記いずれかで又は合計1000万バーツ(3500万円)以上の証明書類が必要となり、
1年間以上のビザが取得できます。(要更新)
【2】投資家ビザのメリット
- 自分が住む又は賃貸で貸す事のできるコンドミニアムを購入できる
- 定期預金なら2.5〜3%程度の金利がつく
- お金で全て片がつく
【3】投資家ビザのデメリット
- 1000万バーツ以上(3500万円以上)が年3以上拘束される
- コンドミニアムの価格は表面上は高いままを維持しているが購入者は激減している
【4】投資家ビザの考察
とにかくメリットよりもデメリットがデカイ!
まずコンドミニアム購入に関して。
「あの物件購入する場合はどうしたらいい?」
と仲の良い不動産仲介のタイ人に聞くと、
「投資用物件で購入するのは絶対やめたほうがいいよ!
もう飽和状態で全然売れないから価値が下がっていく一方なんだよ。
でもね、不動産の価格は一旦値付けしたらタイは中々下げられないんだ。
だから高い値段を維持して表面上の価格は良いけど、
その値段で売れるのかってのはまた別の話。
実際表面上の数字だけみて購入して泣いている人は沢山いるよ。」
と中の人がぶっちゃけてたり。
実際に近くのデザインの良い高層マンションの物件を内覧しにいきましたが、
居住率50%程度、
マンションの購入者は大体海外オーナー、
夜になると外から電気がチラホラついている程度でした。
買っても売れない状態、
又はたたき売り状態にしないとキャッシュに変える事は難しいとの事。
永住するって話でもタイは賃貸価格が安いので
その時の経済状況によって
賃貸のランクを変えた方が俄然利口だろうなぁ。
定期預金は年利2.5〜3%つく事ですが、
正直3500万を3年間以上拘束されて年間2.5〜3%はドイヒー過ぎる・・・。
まぁ普通であればこの利率は高いのですが、
不安定なタイバーツでの預金ですしねぇ・・・。
僕の場合は普通に今までどおり運用していれば
タイバーツで定期預金にいれておくよりも
よっぽど安定的に増えちゃいますし機械損失にしかなりません。
【5】投資家ビザの結論
タイに3年以上もしくは永住する気があって
お金も3500万ぐらい別に固定されても
金利が入ってくるからいいし
面倒事は嫌だ、金で全てを解決する!
という方は投資家ビザが一番手っ取り早いでしょうか。
ただタイの健康保険は出ないし
ちょっとした病気でも高額医療になるし
夫婦の場合は両名義分必要なので7000万円必要だし
何かと別の所で費用は発生しそうです。
まぁ僕の場合は
- 利益を生まないキャッシュは極力使いたくないという事
- キャッシュを固定させたくない事
- 3年以内に次に住む国を大方決定している事
以上の理由で投資家ビザはあってないなという事で却下。
僕みたいな運用やビジネスで稼ぐ人であれば
次回に登場する
ワークパーミット・エリートカードの方が俄然良いですよ!
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